「黄色い家」 フィンセント・ファン・ゴッホ 作者:フィンセント・ファン・ゴッホ 年代:1888年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ゴッホ美術館 アルルに移ったゴッホは、修道院のような芸術家の集団生活を夢見てラマルティーヌ広場に面したこの黄色い家を借りたが、やって来たのは、結局ゴーガンただひとりであった。 二人は1888年の10月末から2ヵ月ほど一緒に暮らすが、次第にうまくいかなくなり、ゴッホは有名な耳切り事件を起こし、ゴーガンはパリへと去った。 9月に描かれたこの黄色い家の絵には、まだ共同生活にかけるゴッホの期待感が溢れている。 解説:喜多崎 親(一橋大学大学院 教授) あわせて見たい絵画・コラム「ヴァージナルに向かう少女」 ヤン・フェルメール【コラム】美術の皮膚(151)カラバッジョ~真贋と市場価値~「仔羊のいる聖家族」 ラファエロ・サンティ「ラファエル前派の軌跡展」 スポンサードリンク