「オーヴェール=シュル=オワーズの教会」 フィンセント・ファン・ゴッホ 作者:フィンセント・ファン・ゴッホ 年代:1890年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 ゴッホの晩年の傑作。「澄んだコバルトの空に紫がかった教会、群青色のステンドグラス、花の咲いた緑草、陽の当たったバラ色の砂の遺、(オランダの)ヌエネンで描いた古い教会の塔や墓地とそっくりな感じだが、今は色彩がもっと表現的に、華麗になっている」と画家は言う。 オランダ時代、彼は永遠なる農民の生と死を考えていた。今、色彩の神秘で教会を包みながら、自らの生と死に思いを馳せているのであろう。2カ月後、彼は自ら命を絶つ。(廣田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧