「タヒチの女たち(浜辺にて)」 ポール・ゴーガン 作者:ポール・ゴーガン 年代:1891年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 タヒチに到着した年の作。地上の楽園であるはずのタヒチにも文明の波は押し寄せていた。野性的な肉体をもった女たちも素朴な心を失い始めていた。タヒチのパレオをまとった左の女と、宣教師のもたらした西洋の服を着て謎めいた懐疑的なまなざしを向ける右手の女。 ここには画家が到着後約5ヶ月を経て現地妻とした13歳の少女を通してとらえたタヒチ像がある。こののち装飾的な色面を背景に画面いっぱいに描かれた人物像が多数生み出される。(廣田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧