「白い馬」 ポール・ゴーガン 作者:ポール・ゴーガン 年代:1898年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 第2次タヒチ滞在中の傑作のひとつ。深い青と緑の織りなす神秘的な風景の中心にいて沼の水を飲む馬のポーズは、パルテノンのフリーズ彫刻からの借用である。画家は古代ギリシャやローマの彫刻、ボッティチェ@ルリ、ボロブドゥール彫刻、北斎、その他古今東西の芸術の写真をタヒチに携えてきていた。 彼の創造のプロセスにおいて、自在な借用はイメージの構築に重要な役割を果たしており、視覚体験に豊かな芸術性、普遍性を付与している。(廣田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧