「踊るジャンヌ・アヴリル」 トゥルーズ=ロートレック 作者:トゥルーズ=ロートレック 年代:1892年 製法:油彩、厚紙 収蔵美術館:オルセー美術館 1889年にオープンしたキャバレー「ムーラン・ルージュ」は、フレンチカンカンなどテンポの早い派手な踊りを売り物にした。 その中で画家が贔屓にした踊り子のひとりがこのジャンヌ・アヴリルである。 私生児で底辺の生活から踊り子になったにかかわらず、彼女は金持ちにこびるより、芸術家サークルと交流することを好んだという。 画家は、わりあい趣味のいい服を着て、つまらなさそうに足を上げる彼女をひとり描くことで、そうした人柄を表現している。(隠岐) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧